不動産は"ご縁"で決まる――えんむすび不動産という名前に込めた想い
■ 無い無い尽くしから始まった
私は、空き家をなんとかしたくて、素人から不動産業を始めました。
店舗なし。自社物件なし。地元出身でもないのでコネなし。地主との付き合いゼロ。パソコンできない。営業は大の苦手。資金もない。
こんなに、無い無い尽くし!!
しかも、知人から「趣味が自己否定なんじゃないの?」と言われるくらい、ものすごく自己否定が強い私。
そんな私が、不動産業を始めてしまったんです。
■ なぜ「不動産」を隠したかったのか
実は最初、「不動産」という言葉を全面に出したくありませんでした。
不動産業と聞くと、どうしても「売り込まれそう」「利益優先なんじゃないか」というイメージがある。私自身がそう感じていたからです。
私がやりたかったのは、そういう不動産業ではありませんでした。
家と人生のこれからを一緒に考える。空き家の課題をきっかけに、暮らし全体をサポートする。
でも、それだけじゃない。
私がずっと思っているのは、「家は、所有していなくても、人には必ず住む場所――居場所が必要だ」ということ。
不動産の仕事は、単なる売買の仲介ではない。人の人生そのものに関わる仕事だと思っています。
■ 「つむぐむらいふ」という名前に込めた想い
「紡ぐ」と「育む」を合わせた造語です。
不動産業らしくない名前ですが、そこには想いがありました。
人の人生に関わる仕事がしたい。家を売り買いするだけでなく、その人の暮らしごと、人生ごと、一緒に紡いで育んでいきたい。
だから、「不動産」という言葉をあえて外した社名にしたのです。
■ でも、「何をしている会社か分からない」
活動を続けていくうちに、気づきました。
「何をしている会社なのか、分かりづらい」
お客様にとっても、私たちがどんなサービスを提供しているのか、社名から一目では伝わりにくかったのです。
そこで生まれたのが、「えんむすび不動産」という屋号です。
宅建協会に「屋号も登録できますか?」と聞いたところ、「できない」と言われてしまいました。だから正式な宅建業者名は「つむぐむらいふ株式会社」のまま。
でも、この「えんむすび不動産」という名前には、私がずっと大切にしてきた想いが込められています。
■ 空き家にも、ご縁がある
今、私たちが扱っているのは、多くが空き家です。
誰も住まなくなった家。思い出がたくさん詰まった家。でも、どうしていいか分からず、そのままになってしまっている家。
そんな空き家を、次の誰かにつなげていきたい。
本当にその家を必要としている人、その家を愛してくれる人との出会いをお手伝いしたい。
それが、「えんむすび不動産」という名前に込めた想いです。
■ 二つの名前、二つの想い
お客様から「どっちが本当の名前なの?」と混乱させてしまうこともあるかもしれません。
でも、どちらの名前にも、私たちの想いが込められています。
「つむぐむらいふ」= 家と人生のこれからを紡ぎ、育む
「えんむすび不動産」= 家と人とのご縁を結ぶ
無い無い尽くしで始めた私が、10年続けてこられたのは、きっとこの
「ご縁」のおかげだと思っています。
これからも、家と人と、そして人と人との縁を結びながら、歩んでいきたいと思います。
