家族の記憶を残す「実家の記憶帖」をはじめます
実家じまいを考え始めたとき、
「家を売ったら、もうこの景色は見られなくなるんだな」
そう感じる方は少なくありません。
長年暮らした実家には、
不動産としての価値だけでは表せない、家族の記憶があります。
いつもの玄関。
家族で囲んだ食卓。
子どもたちが育った部屋。
柱に残った身長の跡。
お父さんが大切にしていた庭木。
実家を売却したり、建物を解体したりすると、
そうした何気ない風景は残らなくなってしまいます。
そこで、つむぐむらいふでは新しく、
実家の思い出を一冊の「家アルバム」として残すサービスを始めます。
その名前が、
「実家の記憶帖」
です。
実家じまいは、ただ家を売ることではない
実家じまいというと、
- 実家の売却
- 空き家の整理
- 遺品整理
- 家財処分
- 建物の解体
- 相続不動産の処分
といった手続きを思い浮かべる方が多いと思います。
もちろん、これらは実家じまいに必要な大切な作業です。
ですが、私たちは実際に実家の売却をお手伝いする中で、
それだけではないと感じてきました。
実家には、長年そこで暮らした家族の時間があります。
「売った方がいいことは分かっている」
「空き家のままにしておくわけにもいかない」
そう頭では理解していても、
なかなか売却に踏み切れない方もいます。
その理由の一つが、
実家に対する思い入れです。
だからこそ私たちは、
実家じまいを単なる不動産売却ではなく、
家族がその家との時間に一区切りをつけることだと考えています。
実家の思い出を「家アルバム」に残す

「実家の記憶帖」では、
売却や解体によってなくなってしまう実家の姿を写真に残し、
ご家族から伺った家と家族の歩みとともに一冊にまとめます。
いわば、
実家のための家アルバム・思い出アルバムです。
たとえば、次のようなものを記録します。
- 家の外観
- 玄関
- リビング
- キッチン
- ダイニング
- 和室
- 庭
- 子ども部屋
- 柱に残った身長の跡
- 長年使われてきた家具
- 思い出の品
- 家財整理や遺品整理の様子
- 解体前の最後の家族写真
- 解体後の土地
不動産広告のために撮影する写真ではなく、
家族だからこそ残しておきたい風景を大切にします。
家と家族の沿革も残します

写真だけではありません。
その家が建てられてから、
実家じまいを迎えるまでの家族の歩みも記録します。
例えば、
1982年|結婚を機に土地を購入し、新居を建築
1984年|長男誕生
1987年|長女誕生
2007年|長男が就職を機に実家を離れる
2010年|長女も就職を機に実家を離れる
2019年|父との別れ
2024年|母が施設へ入居し、実家が空き家に
2025年|家族で実家じまいを検討
2026年|家財整理、売却、解体、次の所有者へ引渡し
といった形です。
築年数だけを見れば「築44年の家」。
でも、その44年間には、
家族にとってたくさんの出来事があります。
家を建てた日。
子どもが生まれた日。
家族で食卓を囲んだ日々。
子どもたちが巣立った日。
そして、最後に家族で家を見送る日。
そうした時間も含めて残すのが、
「実家の記憶帖」です。
遺品整理や家財整理の時間も、家族の記録に

実家じまいでは、
家の中に残された大量の家財を整理しなければならないことがあります。
家具。
食器。
写真。
衣類。
趣味の道具。
子どもたちの作品。
親が大切にしていたもの。
これらを一つずつ整理する作業は、
とても大変です。
一方で、
「こんなものが残っていたんだ」
「これ、昔よく使っていたね」
と、家族の記憶をたどる時間になることもあります。
「実家の記憶帖」では、
必要に応じてこうした遺品整理や家財整理の様子も写真に残します。
ただ物を処分するだけでなく、
家族で実家を見送っていく時間そのものを記録するためです。
解体前には、最後の家族写真を

建物を解体する場合には、
可能であれば解体前にご家族で集まっていただき、
家の前で最後の家族写真を撮影します。
子どもが生まれ、
育ち、
巣立っていった家。
何十年も家族を見守ってきた家。
その家を背景に撮る最後の一枚です。
その後、建物が解体され、更地になった姿も記録します。
「家があった頃」と「家がなくなった後」。
その両方を残すことで、
実家じまいの一連の流れを一冊にまとめます。
現在は、実家の売却をご依頼いただいた方へ
現在、つむぐむらいふへ実家の売却をご依頼いただいたお客様には、
仲介・買取を問わず、
売却支援の一環として「実家の記憶帖」をお作りしています。
現在は、追加の制作費をいただいておりません。
まずは、実際に実家じまいをされるご家族と一緒に一冊一冊を作りながら、
このサービスそのものを育てていきたいと考えています。
今後、内容や品質をさらに高めていき、
「まだ実家を売る予定はないけれど、今のうちに家アルバムを作っておきたい」
「両親が元気なうちに実家の写真を残したい」
「売却とは別に、実家の思い出だけを一冊にしたい」
といった方にもご利用いただける、
単独の有償サービスへの展開も検討しています。
家はなくなっても、思い出までなくなるわけではない
実家じまいによって、
家そのものがなくなることはあります。
でも、
そこで過ごした時間までなくなるわけではありません。
子どもが生まれた日。
家族で囲んだいつもの食卓。
学校へ向かった玄関。
柱に刻んだ身長の跡。
お盆やお正月に家族が集まった時間。
そして、最後に家族みんなで家を見送る日。
その一つひとつは、
不動産の価格では表すことのできない、
家族だけの記憶です。
私たちは、
実家を売って終わりではなく、
ご家族がその家との時間に一区切りをつけ、
次へ進むところまでお手伝いしたいと考えています。
実家じまいを考えている方にとって、
「家アルバムを残す」という選択肢がある。
そんな文化を少しずつ広げていければと思っています。
実家の記憶帖
家族の記憶を、一冊に。
※「実家の記憶帖」は商標登録出願中です。
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