「1億円あったら、何に使う?」

先日、次男と宝くじの話をしていました。

「もし7億円当たったら、お母さんに1億円あげるよ」

そんな、夢のような話です。

そして次男に聞かれました。

「その1億円、何に使うの?」

思いついたのは、寄付でした

改めて考えてみると、欲しいものも、行きたい場所も、すぐには思い浮かびませんでした。

そこで私は、

「自分がいいと思っている団体に寄付しようかな」

と答えました。

すると次男は、少しあきれたように、

「なんだそれ。もっと自分のためだけに使いなよ」

と言いました。

その言葉を聞いて、もう一度考えてみました。

自分のためだけに1億円を使うとしたら、私は何をしたいんだろう。

けれど、やっぱり何も出てきませんでした。

私は、自分のことを意外と知らない

自分のニーズや、本当にやりたいことを、私は意外と分かっていないのかもしれません。

普段は、何かをしない理由を「お金がないから」と考えることがあります。

もう少しお金があったら。

時間に余裕があったら。

条件が整ったら。

そうなれば、きっとやりたいことができると思っていました。

でも今回、仮に1億円が自由に使えるとしても、やりたいことがすぐには出てこなかった。

問題はお金だけではなかったのかもしれません。

やりたいことがないというより、「自分は何をしたいのか」と考える発想そのものを、あまり持ってこなかったのかもしれない。

家族のこと、仕事のこと、誰かのためになること。

そういうことを考えるのは自然にできても、自分だけのために何かを望むことには、いつの間にか慣れていなかったのだと思います。

1億円がなくても、考えることはできる

もちろん、いいと思う団体に寄付をしたいという気持ちも、本当の気持ちです。

ただ、その前に、自分の願いにも一度きちんと耳を傾けてみたいと思いました。

どこへ行ってみたいのか。

誰と、どんな時間を過ごしたいのか。

何を学びたいのか。

これから、どんなふうに生きたいのか。

1億円がなくても、考えることはできます。

大きな夢がすぐに見つからなくても、今日食べたいものや、会いたい人、少し休みたいという気持ちから始めてもいいのだと思います。

宝くじの何気ない話から、自分のことをもっと知りたいと思うようになりました。

もし、何の制限もなかったら、私は何をしたいのだろう。

これをきっかけに、少し真剣に考えてみようと思います。

あなたなら、自分のためだけに使える1億円があったら、何に使いますか。